微妙な立ち位置

彼と私は友達。
といえども、微妙な立ち位置にありました。
好きだけれど踏み込んではいけない。
そんな気がしていたんです。
何故なら彼のことを「好き」だという私の女友達の存在があったからです。
どちらが先に好きになったか。
どちらが先に思いを伝えたか。
そんな事が恋愛と直結するわけではないのですが、
彼と恋愛をすることが「いけないこと」だと感じていたんです。
そんなある日。
私は彼に誘われ。2人で食事をとっていました。
他愛も無い話をして笑いあったり、
お互いに音楽が好きだったので、好きな音楽について放していたり・・・本当に「ただの友達」としての会話でした。
ふと彼が「援助交際サイトを利用してみよう」と言い出したんです。
彼が行きたいという公園は、私たちの居た場所から電車で20分ほど。
私と彼は電車に乗りました。
2人で並んで電車に揺られながら
私は真っ直ぐ前をみて流れる景色を見ていました。
その時に
ふと何かがまつげに止まりました。
それは彼の指。
「まつげ、長いね」
そういってまつげに触れた彼の指。
私は全身に電流が流れたかと思いました(笑)
もう自分の気持ちは抑えることは出来ないと自覚した瞬間だったと思います。
それから4ヶ月ほど経ち、私たちは恋人同士になりました。
もし、あの「電流」がなければ私はもしかしたら躊躇したままだったのかもしれません。

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